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外来がん治療専門薬剤師が活躍しています

店舗紹介

2023年4月28日

当社薬剤師には、高度な専門認定を受けているプロフェッショナルがいます。本日はその一人、薬樹薬局三ツ沢に所属する、外来がん治療専門薬剤師を紹介いたします。
これまで HIV 感染症薬物療法認定薬剤師・ケアマネージャーとして、HIV 認定薬剤師養成研修、学会発表、一般向けの性感染症や育薬(薬物乱用など)の講義等に取り組んでいましたが、この度「外来がん治療専門薬剤師」を取得し、さらに高度な知識を加えて患者様のサポートを行っています。

【薬剤師インタビュー】

■現在の取組み
市民病院前の薬局に異動してから自分の中の薬局ビジョンは変わっておらず 「院外薬局でも高い専門知識を持つ薬剤師の集団として患者さんの治療を全力でサポートをしていきたい」という思いがあり、普段から接することの多い「がん」の領域の勉強会は参加するようにしていました。
2015 年に打ち出された「患者のための薬局ビジョン」の中の「高度薬学管理機能薬局」が自分のビジョンと重なり、この領域の認定を取ろうと思いました。保険薬局の役割は患者さんの治療を点から線、線から面へ繋げることだと考えます。つまり、受診日(=点)は、医師、看護師、薬剤師が一同に接する日ですが、外来治療となると受診日以外の日は患者さんご自身が 1 人で治療(服薬)、副作用のモニタリング、支持療法を行うことになります。
受診日と受診日の間を埋めることができるのは、テレフォンフォローとトレーシングレポートです。途中介入することで副作用の早期発見、必要に応じ受診勧奨、薬剤の提案を行い次の治療に繋げ、緊急入院を防ぐことも可能と考えます。また、高齢の患者さんの中には必要な介護サービスを利用しながら外来治療をされている方も増えてきています。認知症等で薬が安全に確実に使用できない可能性のある方は訪問看護師やケアマネージャーと連携をとり多面的にサポートすることが必要であり、ここのハブ機能を果たすのが我々保険薬局の立ち位置であると考えます。
現在は外来がん治療専門薬剤師の資格を目指す薬剤師と共に、より多くのがん患者さん治療支援ができるよう他のスタッフの教育を行いながら学会等で得た他施設での良い取り組みなどを自店舗でも積極的に取り入れ業務に活かしつつ、まだテレフォンフォローやトレーシングレポートに慣れていない薬剤師のサポート、自店舗だけでなく社内教育にも寄与できるようオンライン上で勉強会も開催しています。

■今後の取り組み
今後の活動として、専門医療機関連携薬局を現在申請中ですが、そこを見据えて今後は医療機関と定期カンファレンスの実施、社内だけではなく普段あまり抗がん剤の処方せんを受けることのない地域の薬局とも連携してフォローアップ体制の構築ができるよう区の薬剤師会などにも働きかけをしたいと考えています。結果として、地域全体でがんに対する知識が向上すれば、より多くの患者さんの治療支援につながるはずです。また、治療への介入だけではなく管理栄養士と連携し「食」のサポートや、理学療法士と連携した「体力維持」のサポートなども新たにできればと考えています。まだ専門薬剤師駆け出しですが、責任ある立場として今後様々な取り組みにチャレンジしていきたいと思います。

【薬樹薬局三ツ沢】
薬樹は健康ナビゲーターとして、地域の方の健康支援に取組んでいます。
化学療法中の患者様のフォローアップを積極的に行っている薬樹薬局三ツ沢では、業務の質 を上げるため、店舗全体で知識・事例を共有する「がん&緩和ケアミーティング」を実施しているほ か、薬学的介入にも積極的に取り組んでいます。

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《問い合わせ先》 薬樹株式会社 広報室
TEL: 03-6258-5785
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