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がん&緩和ケア 薬学的介入の取組み~薬樹薬局三ツ沢~

●PRESS

2023年1月18日

薬樹は健康ナビゲーターとして、医療・介護・福祉の専門職とタッグを組んで地域の方の 健康支援に取り組んでいます。
化学療法中の患者様のフォローアップを積極的に 行っている薬樹薬局三ツ沢では、店舗全体で知識・事例を共有する「がん&緩和ケアミーティング」を実施しているほか、管理栄養士との連携や薬学的介入にも積極的に取り組んでいます。
今回は、薬樹薬局三ツ沢のストアマネジャー・管理栄養士のインタビューより店舗の取組みをご紹介いたします。

【薬樹薬局三ツ沢インタビュー】

■近隣医療機関との連携
薬樹薬局三ツ沢は、横浜市立市民病院に隣接しています。 市民病院は地域医療支援病院の承認を受けているほか、 地域周産期母子医療センター、災害拠点病院、 がん拠点病院などの機能を有しています。近隣の医療機関とはトレーシングレポートを中心に連携していますが、必ず患者様に同意を取ってから病院に連絡することにしています。

■薬剤師・管理栄養士の連携
薬剤師によるテレフォンフォローを行っている中で食事のお悩みも多くあったため、薬剤師・管理栄養士が連携して 2021年12 月頃から抗がん剤・放射線治療を受け た方向けの食事のパンフレットを作成し、必要に応じてお渡しをしています。 副作用には主に、①食欲不振、②おう吐・吐き気、③味覚変化、④口内炎・食道炎、⑤ 下痢・便秘、⑥貧血などがあります。その中でも、①~③の副作用は特に多くの方に出現し やすい傾向があります。「食欲不振」一つとっても、その原因は様々です。「味を強く感じる」と いう方がいる一方で、「味を全く感じない」という患者様もいらっしゃいます。 これまで栄養相談を行った患者さんの中には、「苦みのみを強く感じる」、「食事の匂いを 強く感じる」、「炊き立てのご飯の香りが苦手」など、様々な理由により食欲がない患者 さんもいました。患者さんによって副作用は様々であり、その副作用の程度や出現頻度、 タイミングの違いなどを考慮した指導が大切であると感じています。

■がん&緩和ケアミーティングの開催

第1回のミーティングは、緩和薬物療法認定薬剤師の資格を持つ社員 2 名が中心となり、放射線治療中に疼痛悪化した症例の検討を実施。他店舗からも 13 名が参加しました。参加者 からは、「勉強になりました」「次回はディスカッションも交えながら検討したい」などの声があがりまし た。

今後も病院と連携しながら患者さんの薬物治療に積極的に関わっていきたいと思います。また、 管理栄養士も在籍しているため、地域の方の未病にも携わっていきたいと思います。

薬樹薬局三ツ沢

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《問い合わせ先》 薬樹株式会社 広報室
TEL: 03-6258-5785
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