3/8の国際女性デーを含む期間に実施している横浜市「生理の貧困」の取組み*について、横浜市の一部店舗が参加する「薬樹女性の健康プロジェクト(PJ)」より、管理栄養士のコメントを紹介いたします。
*「ハッピーギフト第3弾」として生理(月経)に関する様々な啓発と生理用品の配布支援(300 名)、LINE相談窓口の周知と運用を行っています。(ハッピーギフト第3弾の募集は終了済)
【管理栄養士のコメント】
■薬樹女性の健康PJに参加したきっかけ
横浜市社会福祉協議会と男女共同参画センターが主催のイベント「私の生理
と向き合おう~トークイベント&相談会&ヨガ~」にて、協賛のご依頼をいただいたのがきっかけです。
■薬樹女性の健康PJで取り組んでいること
昨年12月に「私の生理と向き合おう~トークイベント&相談会&ヨガ」のイベント内の「生理の悩み相談会」で、管理栄養士として参加者の方の相談を受けました。相談内容としては「鉄分の多い食品や鉄分の効率的な摂取の方法、食事の適量、育児で忙しい時に手軽に栄養バランスをとる方法、疲れやすいときの食事のポイント」についてのご相談が多かったです。
■国際女性デーの期間に実施したこと
3/8の国際女性デーを含む期間には、横浜市の国際女性デー特別企画ハッピー
ギフト「私の生理と向き合おうProject」に協力し、ご予約をいただいた対象者の方に月経カップを配布しました。
■今後の展望
生理の貧困に関するイベントに参加する中で、女性ならではの悩みを抱えていらっしゃる方や、「どこに相談すればいいのかわからない、ネットの情報はどれが正しいのかわからない」という意見を聞きました。ネットで簡単に情報を得ることができる一方で、センシティブな内容を専門家に聞く機会は少ないため、どの情報を信じればよいのか迷っていらっしゃる方が多いように感じています。
自分で判断するには危険な場合もありますので、専門家にいつでも相談できる体制が必要であると感じました。それがお薬や食事のことであればぜひ調剤薬局が第一選択となれるよう目指していきたいと思います。
また、調剤薬局で月経カップを配布することは、遠くまで行かずに自宅近くの薬局で受け取ることができるというメリットがあります。定期的にこのようなイベントに関わることで、経済的に困窮している方にも情報がいきわたりやすくなり、ご利用しやすくなるのではないかと感じています。同時に薬局に来ていただくことで薬剤師や管理栄養士などの専門家に相談できる機会にもなります。経済的な理由で病院を受診することが難しい場合でもお話の中で、受診勧奨した方が良い内容があれば、医師につないで受診してもらうことで病気の早期発見にもつながります。
今後も女性ならではのお悩みを抱えている方や経済的に困窮しており、生理用品を購入することが難しい方などのお役に立てるよう、調剤薬局として何ができるのかや調剤薬局ならではの特徴を活かして、女性の健康プロジェクトに取り組んでいきたいと思います。
《問い合わせ先》 薬樹株式会社 広報室
TEL: 03-6258-5785
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