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薬樹グループのさらなる再エネ推進~RE100プランへアップデート

●CSR

2025年11月11日

 2025年7月より、薬樹グループは電力小売会社/みんな電力(株式会社UPDATER)との契約を、CO2排出ゼロの再生可能エネルギー100%の供給を受ける「RE100プラン」にアップデートしました。このプランは国際イニシアチブに対応しています。

◆再生可能エネルギー100%とは
 再生可能エネルギー由来の電気に、再生可能エネルギー指定の非化石証書の環境価値を組み合わせることで、再生可能エネルギー100%の電気を供給します。また、CO2排出量もゼロとなります。

【一般的な「実質再エネ」とは?】
 多くの電力会社では、主に火力発電などの化石燃料由来の電気に「非化石証書」を組み合わせて、CO₂排出量を実質的にゼロと見なす仕組みを採用しています。この方法も一定の環境価値を担保する制度ですが、再生可能エネルギー発電所そのものの新設や追加的導入などに、直接的にはつながらない場合もあります。

【みんな電力の「RE100プラン」とは?】
 みんな電力は、日本各地の再生可能エネルギー発電所と直接契約し、環境価値を含めた「顔の見える電気」をお届けしています。ブロックチェーン技術により、「いつ・どこで・どの発電所から供給された電気か」を30分単位で証明しており、再生可能エネルギーの利用状況をより透明に把握することができます。

◆顔の見える発電所
 みんな電力の“顔の見える発電所”は1,000か所を超え、いずれも太陽光、風力、地熱、バイオマスなど多種多様な再エネ発電所です。さらに重要な点は、「環境破壊に繋がる開発行為を行っていないこと」「地域住民との合意形成がされていること」を発電所の選定基準としていることです。 「再エネ100%電力」にも様々な形がある現状で、こうした自然環境を包括的に考え配慮する方針は、私たち電力受給者に大きな信頼と安心を与えてくれます。

 ◆高評価を得る再エネ調達とは
 これまでは、再エネの電源構成率の高さや、再エネ100%を使用していること(化石燃料と非化石証書を組み合わせた実質再エネも含まれる)で一定の評価を得ていました。しかし非化石証書は既存再エネ発電所由来であるため、新たな再エネ発電の拡大に寄与しません。そこで評価機関であるCDP※1により提示されたのが、再エネ発電を増やす仕組み=「追加性」です。追加性を担保した再エネ調達には、自家消費オンサイトPPA(自社敷地内に太陽光発電設置)やコーポレートPPA(新規再エネ発電事業者との中長期受給契約)などがあります。みんな電力はCDP認定再エネプロバイダー※2として、追加性が担保された再エネ調達に積極的に取り組んでおり、薬樹グループの再エネ調達においてもその活用が期待できます。                                 

※1 CDP(Carbon Discloser Project):英国の非営利団体で、気候変動、水資源、森林資源の取り組みについて大手企業に質問状を送付し、その回答結果で評価付け(格付け)を行う国際イニシアチブ。CDPの評価は格付けとして、ESG投資家等に参照され影響力が大きい。

※2 CDP認定再エネプロバイダー:CDPの定める基準を満たし、CDP投資家要請回答企業3社の推薦があった電力会社のみに認められる。国内3社を上限とし、みんな電力は2021年2月から現在まで認定を受けている。

 

 

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薬樹株式会社 PR担当
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