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第12回日本在宅薬学会学術集会シンポジウムに登壇

学会発表

2019年9月1日

7月14日(日)・15日(月)に開催された第12回日本在宅薬学会学術集会シンポジウムに、当社・薬剤師が登壇しました。発表テーマは、「明日から実践!調剤薬局における抗菌薬適正使用推進と地域連携」です。

【報告概要】

感染予防対策では、店舗事例・情報取得ツール・在宅視点について具体的にご紹介しました。治療については、事例を通して抗菌薬処方設計のコンサルテーションやアドヒアランスとコンプライアンスの獲得を目指した指導、セルフメディケーションでは、速やかな受診勧奨が薬剤師の担う役割となっていることをお伝えました。特に在宅現場で、入院中の感染治療情報共有で感染管理のリレーションを行う事を目指し、A-DROPやq-SOFAスコアで重症度を判定し、医師への報告に繋げた事例を紹介しました。
他方で、当社店舗の処方データより試みた経口抗菌薬投与量調査結果を報告し、抗菌薬使用の適正化と地域の感染症情報との関連性、市民の意識改革の資料とする報告としました。
保険薬局の現在の姿は在宅分野も担っており、感染症に対する予防対策と治療対策は進んで取り組む関心度の高い活動となっています。薬剤師は公衆衛生の向上増進に寄与する事が義務(薬剤師法第1条)に掲げられており、感染対策は基本的継続的な業務となると捉えられています。また、感染対策はSDGsの観点からグローバルヘルスの発展と捉えられており、これからも情報の発信・スキルアップ・他の職種との情報リレーをより活発にして、感染対策を構築していきたいと思います。