社員紹介

新しいつながりを自分で切り開く

薬剤師 土志田 敏伸TOSHINOBU TOSHIDA

地域の人たちの健康のために
何ができるのかを考える。

薬局で認知症カフェを始めたのは2017年からです。きっかけとなったのは、上司の誘いで認知症カフェを見に行ったことでした。それまで僕は認知症カフェはもちろん、認知症のこと自体よく理解していませんでした。コミュニケーションをとることが難しい人たちなのかな…という程度で。でも当日、認知症の方と過ごしてみると、普通に楽しく過ごすことができる。こういう空間や場所っていいなと思い、店舗のスタッフたちと話して、認知症カフェを始めることになったのです。私事ではありますが、その半年前に祖父の看取りを自宅でしました。そのときに「高齢者の方のために何かをしたい」というスイッチが入っていたことも始めた動機のひとつです。

認知症カフェを始めるにあたって町田市役所に行ったときに「連絡会議があるから参加してみては?」とお誘いを受けました。町田市は福祉に力を入れている自治体で、当時すでに15~16件くらい認知症カフェがありました。そこで知り合いとなった方々との交流で、仲間の輪が爆発的に広がった感じですね。それまで認知症カフェは、地域包括支援センターや介護事業所、そして特別養護老人ホームなどが開催していましたが、「一般企業の薬樹が入ってきた!」「薬の専門家が来た!」とインパクトがあったようです。従来の認知症カフェに携わった方たちと違った切り口で入れたことは良かったのかなと思いました。

これからも薬局薬剤師という仕事をきちんとこなした上で、認知症カフェなどの活動を通して、地域づくりに貢献していきたいと思っています。認知症の方に優しいまちって、イコール誰にでも優しいまちに繋がると思いますので。いつ認知症カフェに来ていただいても、認知症の方にとって変わらない居場所であり続けることが大事なことだと思っています。

薬剤師 土志田 敏伸

頑張った分、笑顔や 「ありがとう」が返ってきます。
こんなやりがいがある仕事、 他にはあまりないと思います。

薬剤師 土志田 敏伸

地域のために働く薬剤師になりたい、という想いで薬樹に入社。認知症の方へのケアの一環として、「Dプロジェクト※」や 「Dサミット※」に参画。地元の多世代交流カフェや、ランニングイベントのRUN伴、そして認知症カフェの居酒屋版である 「D-sake※」など、地域貢献をライフワークとして取り組んでいる。
※東京都町田市が「認知症の人にやさしいまちづくり」をテーマに行っている取り組み

わたしの働き方

RUN伴(ランとも)にも参加

認知症カフェ立上げの頃、知り合った方に誘われて“RUN伴“の実行委員として関わるようになりました。このイベントは認知症の方、その家族、そして支援者の方々がタスキを繋いで、設定された距離を走るというランニング大会です。町田市は第2回からRUN伴に関わっていますが、現在働いている店舗も中継地点のひとつとして協力しています。RUN伴との接点も、認知症カフェを始めようとしたことで生まれたもののひとつですね。

入社の動機は、薬樹のスタッフへのあこがれ

地元の地域の商店街など「まちで働く人」になりたいと漠然ではありますが子どもの頃から思っていました。僕は花粉症持ちだったので、地元の薬樹薬局に薬をもらいに行っていたのですが、その店舗で働いているある薬剤師の地域への貢献ぶりを知り、この人と一緒に働きたいと考えるようになりました。それが薬剤師を目指し、薬樹に入社した動機です。いつの日か自分の仕事を見た方が、それをきっかけに薬樹に入社してくれることがあれば、とても嬉しいですね。

 一覧へ戻る