社員紹介

毎日のステップアップが楽しい!

薬剤師 田橋 美佳MIKA TABASHI

枝葉を伸ばし、広く医療を学び続ける。
それが薬剤師の幅を広げていく。

学生時代に全く勉強をしなかった私は、いつも成績は下位でした。

そんな私ですが、2年目の後半から店長をすることになり、その後、現在の店舗に配属になりました。私が勉強するようになったのは、ここに来てからですね。この店舗に来る患者さまは抱えている疾患が重かったり、受けている化学療法も複雑で、かつ複数科を受診されている方が多いです。表面的な知識だけではそのような患者さまとお話することもできません。

薬樹では2013年から専門性を活かすスペシャリストコースを新設しており、私はその第1期生になりました。取得したHIV薬物療法認定薬剤師に続き、今はがん薬物療法認定薬剤師を目指して勉強しています。がんは生涯2人に1人がなると言われる疾患で、身体的な苦痛だけでなく、治療費など生活面の負担を抱える方も多いです。薬剤師として患者さまを支えていくため、がんの専門資格は取っておきたいと思っています。

HIV薬物療法認定薬剤師を取って良かったと感じるのは、医師をはじめとする多職種の医療関係者、そして患者さまから頼りにされたときです。様々な事情を抱えた患者さまの生活背景を聞き取り、正しい専門知識を使って医師に処方提案をする…きちんと多職種連携できていると感じたときは嬉しいですね。

厚労省の“0402通知”であったように、将来は対物業務を薬剤師に求めない時代が来るかもしれません。もしそうなったとき、自分の強み、例えば専門分野など何か秀でたものがこれからの薬剤師には求められると思います。振り返ると学生時代の私は、勉強することの意義を見出せていなかったのかもしれません。薬樹に入って患者さまとの接点が増えていく中で、患者さまの声にできる限り応えたい、一緒に考えたいという想いから勉強に対する姿勢が変わりました。悩みを深く理解し、解消できる薬剤師になりたいという想いが私の原動力です。

薬剤師 田橋 美佳

患者さま個人の バックグラウンドを 聞き取り、 本当に必要な 治療に繋げることが、 専門家の仕事だと思います

薬剤師 田橋 美佳

がん、救急、小児、感染症などの高度急性期病院前の薬局に勤務。
重篤な疾患を持つ患者さまの治療ができる薬剤師になることを決意し、HIV薬物療法認定薬剤師を取得するなど、 スペシャリストとしてのキャリアを磨いている。さらに、子育てにも奮闘中。

わたしの働き方

HIVなど感染症の講義活動に取り組む

学生時代、HIVなど感染症予防の講義がありましたが、全然印象に残っていません。現在、HIV薬物療法認定薬剤師を取得したことで、社内だけでなく、社外でも学生などを対象に講義をする機会が増えましたが、少しでも講義内容が印象に残るように、医療関係者として現場の声を伝えることを意識しています。その結果、HIVなどの感染症予防に取り組む人が増え、患者数を減らせるのではないか…そんな想いで今後も活動に取り組んでいきます。

みんなで協力し、 互いの専門性を高める

患者さまに信頼される薬剤師になるためにさまざまな分野の勉強をしようと決意してから、患者さまとのお話により興味を持つようになりました。わからないことは調べたり、ときには他のスタッフにも協力してもらい患者さまから情報を聞き取り、データを集めることで薬剤師としての専門性もより磨かれます。もちろん、他のスタッフがそれぞれの専門分野を極めたいときには私も目一杯支援することを心掛け、お互いに高め合えるような関係を築いています。

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